今年いちばん聴いたアルバム


ブログでは初めまして。学生講師のHと申します。大学に入ってからベースギターを始めました。

こういったものを書かせていただくのは初めてのことなので勝手がなかなかわかりません。稚拙な文章で申し訳ありません。何を書くのが適切かはよくわかっておりませんが、自己紹介を兼ねて私の好きなものについて書こうと思います。

音楽鑑賞が好きな人は世の中に大勢いらっしゃることと思います。私もそのひとりです。私は特に70年代後半のパンクから80年代のポストパンク、ニューウェーブと呼ばれる時代のロックがとても好きです。NEXTEPのほかにもうひとつ、アナログレコードをかけるロックカフェでのアルバイトをしているのですがそこで働くことにより、好きなバンドがさらに増えました。

話に収集がつかなくなってしまいそうなので今回はここ1年でおそらく1番聞いたアルバムの話をします。Einstürzende Neubautenというドイツ、ベルリン出身のインダストリアル・ミュージックの代表的なバンドのひとつの2枚目のアルバムZeichnungen des Patienten O.T.(患者O.T.のスケッチ)(1983年)というアルバムです。有名なのはどちらかというと1枚目のKollaps(崩壊)や3枚目のHalber Mensch(半分人間)のような気もするのですが、初めて聞いたノイバウテンのアルバムがこれでファーストコンタクトの印象はやはり強いと言うべきか、こればかり聞いてしまいます。

1曲目は、訳するとしたら「心臓の鼓動のノイズが聴こえるか」という歌詞から始まるのですが、それに合わせるように心臓の鼓動のような音が鳴り、やがて工場でのスクラップのようなノイズが鳴るところでとても気分が良くなります。私は音楽の批評が下手で、好きか嫌いか、気持ち良いかそうでないかといった主観的なことでしか聞くことができません。なので人によると思いますが私にとってはとても心地の良いものです。歌詞もなんだかどきどきするもので、すべてドイツ語ですが「伝染する言葉で喋ってくれ」「愛する人、近くに来てくれ、私があなたに火をつける」というようなことを言っています。私がてきとうに訳したので必ずしも正しくないかもしれません。1曲目の紹介だけでとても長くなってしまったのでもう1曲だけ、アルメニアの民族音楽をサンプリングしたArmeniaという曲も面白いということだけ書いて終わりにしたいと思います。

こんな文章では興味を持ってもらえないとは思いますが、かっこいいバンドなのでここまで読まれるほど根気の続いた方は、頭のどこか片隅にノイバウテンのことを置いておいていただいて、見かけたらぜひ一度ご視聴なさればと思います。長々と失礼いたしました。