ママチャリ旅のススメ


こんにちは、学生講師の東大法学部4年、金子です。

今回はあまりお金をかけなくても、健康で元気な体と、ご家庭に一台はあるであろう、ある物を使ってちょっぴりアウトドア気分を楽しめる「ママチャリ旅」について語りたいと思います。

もうすでにタイトルでお分かりの通り、「ある物」とはママチャリのことなんですね。そして察しのいい方は既にお気づきだと思うのですが、「ママチャリ旅」とは「ママチャリに乗って旅をする」ことなんですね(そのまんま)。あ、別にママチャリじゃなくても、家にもっと立派な自転車があるならそれで構いませんよ!

さぁ、自転車に乗ってどこかに行こう、という趣旨は分かって頂けたと思うのですが、どこから出発して、どういったルートを通って、どこを最終目的地にするか。オススメなのは、普段皆さんが通っている「学校」から出発して、普段皆さんが通学に利用している「電車の線路沿い」を通って、出来るだけ「都会」に向けて旅をすることです。

どうして「学校」から出発するか。答えは単純です。定期券があるはずなので、友達と行っても交通費がお互いかからないからですね。では、自転車はどこで調達しましょうか。その学校のある市区町村の自治体の「貸し自転車」を利用しましょう!(貸出していない自治体にある学校のみんな、ごめんなさい) 登録料など取られますが、その自治体に「在学」という身分を利用できるので、一日1000円以内で借りられるハズです。

では、「電車の線路沿い」を通るのはなぜか。ズバリ、到達度が分かりやすいからです。ひたすらなんの道しるべも無しに自転車を漕ぐのもいいですが、線路沿いの道を通るメリットは、しばらくしたらどこかの駅に必ず着くことで、自分が今どこまで来たのかを明確に知ることができることにあるのです。「○○駅についたら、休憩しよう」といった風に目標が明確化されることで、ダレがちな旅も引き締まったものになるでしょう。

 

なぜ「都会」を目指すか。「非日常感」があるからです。大体の路線にはその路線の「核」となる駅が何個かあります。例えば御茶ノ水を通る中央線には、「東京駅」の他に、「新宿駅」や「吉祥寺駅」、「立川駅」といった巨大なターミナル駅が点在しています。そうした普通電車でしか来ないような駅周辺を、あえて自転車で通る感覚は、きっと忘れられない経験となるでしょう。

と、ここまで長々と述べてきましたが、正直どこを出発して、どの道のりを行って、どこを目指すか、なんてことはどうでもいいことです。行ったことない場所に行く、知らない街の風景を見ながら走る、それだけでワクワク感があるのです。僕は、自転車で旅に出たことのない人に、キッカケを与えたい。それだけです。坂道を風を切りながら走る楽しさ、繁華街を高速で駆け抜ける新鮮さ(危ないので良い子はマネしないでください)、ふらっと休憩がてら出かけてみてはいかがでしょうか。