ワインスクール


佐々木麗美

昨年8月に二十歳の誕生日を迎えました、と同時に私が真っ先に行ったことは「Academie du Vin」=ワインスクール の申し込みです。

昨年秋から早速通い始めました、よく友人からはお酒が強くなったでしょうと言われますが、ワインは口に含んで吐き出してしまいますので、残念ながら関係性はないと思います。しかしながらとても上等なワインも使っていますので、あ~もったいないと思うこともしばしばあります。

半年も経ちますとワインは「ロジック」で学ぶことができることがわかります。例えば、「このワインはどうして柑橘類の果実の香りがするのか?」の問いに対しても、産地の気候・土壌、形状、醸造、熟成方法を知ることで、理論的な裏付けをもとに言葉で説明ができるようになります。

高校生の時に化学を選択しましたが、その化学の勉強が裏付けとして役立つことも・・

授業中は臭いを嗅いだり、色を見たりと白衣こそ着ていませんが、理科の実験教室さながらです。(笑)

もちろん勉強と同じで復習や練習が必要なため、週末は自宅でワインを嗜み、ラベルを見る前に言い当ててみたりして訓練しています。

 

今日は、ワインのテイスティングの最初の部分「ワインの観察方法」について少し触れてみたいと思います。

≪濃淡と密度≫・・・これらはワインの凝縮度を反映します。密度が濃く暗い色の赤ワインは、一般的にフルボディと言われています。

≪清澄度≫・・・清澄度は、ワインが曇っていないことを表します。熟成の過程や他の要因により、個体微粒子が現れることもあります。

≪輝き≫・・・輝きは、ワインに溌刺さをもたらす酸が豊かなことを表します。

≪色≫・・・ワインの色調や光沢は熟成とともに次第に変化していきます。そのため、色はワインの年齢を示すよい指標であると言われています。

(1.色調をよく観察できるように、またワインを温めないために、グラスの脚部を持ちます

(2.グラスを目の高さに持ち上げ、光源にかざして清澄度、色、濃淡を透かして見ます

(3.白い布や紙を下に置き、ディスクと呼ばれるワインの表面が楕円形になるようにグラスを軽く傾け、ワインを上から観察します。こうすることでワインの光沢や清澄度がわかります

≪香り≫・・・ワインの香りは大きく11の系統に分類されます。心地よいと感じる香りもあれば、不快に感じるものもあります。このふたつの印象の境界線は曖昧です。各自それぞれの感じ方も異なることでしょう。同じ香りでも少量ですと長所を感じられるのに、濃縮されると欠点となることもあります。

 

(1.グラスをスワーリングする前に香りを嗅ぐ・・・ 

ワインを揺らさないように気をつけながら、グラスをゆっくりと持ち上げ、鼻に近づけます。このはじめの印象は香りの濃縮度と質を示し、揮発して最も消えやすいアロマを明らかにします

(2.グラスをスワーリングした後に香りを嗅ぐ・・・

ワインを空気接触させるためにグラスを回し、そしてもう一度香りを嗅ぎます。これにより、はじめに感じたアロマが強まるとともに、揮発しにくいほかのアロマが現われてきます

 

そしてもうすぐJ.S.A一次試験(ワインエキスパートの資格試験)があり、今は試験勉強中です。

ワインエキスパートの資格が取れましたらシャトー巡りも行きたいと思っています!

みなさんも二十歳を過ぎましたら是非ともお試しください。