フィリピン留学で感じた事


こんにちは!慶應義塾大学経済学部4年の森口です。今回の記事では、先日までいっていた短期のフィリピン英語留学について書きたいと思います。

 

なぜ英語を学ぶのにアメリカやイギリス、カナダに行かなかったの?と疑問に思う人もいるかと思います。その理由は2つあります。1つは圧倒的に安いことです。授業料を含め、アメリカ等の先進国に比べ物価が極めて安いです。1月以上生活する身としては、これは非常にありがたいことです。2つ目はフィリピン人の母国語が英語ではないことです。彼らはビサヤ語をはじめとする現地語を話し、英語は母語ではありません。しかしフィリピンは非英語圏の中で一番英語が話せる国として知られています。彼らは外国語を学ぶのがいかに大変かを知っているので、我々の気持ちを汲んで授業をしてくれます。

 

さてそのような経緯で決まった留学ですが、ここで感じた事を3点ほど書き上げたいと思います。

1つ目はなぜ日本人(僕も含め)は英語があまりうまくしゃべれないのかということです。これは単純に勉強時間の差だと実感しました。語学学校にはたくさんの国から生徒がやってきていましたが、英語がうまいな〜と感じた生徒は皆一様に英語の勉強をずっと真剣にやっていました。もちろん地道に単語を覚えたり、先生に分かるまで質問したり、覚えたものをさっそく友達に使ってみたり、、、それは個人的な視点だけでなく、制度としても同じことが言えます。最近日本の教育制度も変わったようですが、フィリピンでは幼稚園から英語を習います。僕は中学生から英語に触れたので、この時点で9年程度遅れを取っています…

次は英語を学ぶモチベーションです。英語を勉強していると先生でも友達でも必ず、君はなぜ英語を勉強しているの?と聞かれます。台湾、韓国、ロシアどの学生も受験勉強のため、TOEICのためなんていう生徒はいませんでした。すこしドキッとしてしまいますよね。受験生の方はそんなこと考えている場合ではないと思いますが、そうでない方は今一度自分が英語を勉強する理由を考えてみてください。きっとモチベーションにつながるはずです。

最後は母国語に引きずられてしまう言語学的な面白さを感じた話です。日本人はよくrとl、sとcの区別が難しいと言われますよね。韓国人は韓国人で、ロシア人はロシア人で彼らなりの発音の苦労があるみたいです。例えばサウジアラビア人の学生はpとbの区別ができずに苦しんでいました。彼の母国語にはその区別がないようなのです。僕らから見たら全然違うじゃん!と思うのですが、きっと日本人のrとlも周りからはそう思われてそうですね笑

 

以上長々と書いてしましましたが、少しでも英語の勉強のモチベーションにつながれば幸いです。