人を獲る。点を取る。


こんにちは!学生講師二年の大場卓です。

かなり私的な情報になってしまうんですが、最近自分はある学生団体(NPO法人でもあるのですが)で新歓代表を務めさせてもらっています。ちなみに新歓とは新入生を自団体に引き入れることであり、団体の存続のためにもかなり重要なイベントであるのは言うまでもありません。

 

国際交流系とかいう括りに属し、意識高い系ともいわれる団体の新歓代表となった自分が、最初に取り掛かったのは団体の魅力を自分なりに見つけることでした。これってただ団体に属しているだけじゃやはりできなくて、自分で意識しようと努めるか、外部要因によって意識する必要に迫られないとやらないもので、案外大変です。さらにただ良いところを挙げていけばいいのではありません。新入生が入ってくると言っても、新入生の前にはかなり多くの魅力的なサークルが並びに並んでいます。その中から自分の団体を選んでもらう。その決定打となるような団体の長所、つまり他のサークルが持ち得ない独自の特徴を、自団体自身を調べ、そして他団体と比較することで、見つける必要があるのです。ちなみに自分の団体での独自の特徴は「実行」を重んじる点でした。他のサークルは調査をして報告するだけ、企画して比べるだけ、カンファレンスを開くだけ、などなど自分で考えたプロジェクトを責任もって実行していません。それに対し、自分の団体は責任をもって考えに考え抜いたプロジェクトを実行しているわけで、そこから得られる経験が独自の特徴となる、といった感じです。

 

 

そしてその独自の特徴を外部に示すことで、新入生を呼び込むわけですが、ここでまた考えなければならない点がいくつかあります。それはどういった層にアピールするのか、どういった媒体を用いてアピールするのかとういう点です。団体の人員には限りがありますし、団体の資金だって当然限界があります。そういった制約条件がある中では、どうすれば効果的に求める人材に対して団体の存在、良さをアピールできるか、ということに考えを巡らすのが重要になってきます。自団体では主体的に動ける人材を求めることとなったので、主体性を重んじるという点をSNS、新歓イベントで発信していくのはもちろん、わざわざ新歓イベントに一人で足を運ぶような新入生に対して強めにアプローチをしたりしていました。

 

 

この二段階、つまり独自の特徴発見と適切な広告、をもってやっと適切に求める人材に対してアプローチできるわけです。

 

 

 

では試験を控えた受験生はどうでしょうか。

これもまた同じです。

まずは自己分析。自分は何が得意で、何が不得意なのか。武器となるのはなんなのか。を考えます。そして適切な表現。自分自身が目指す志望校が求める人物像であることを示すために、志望校の趣向に合わせて自分の持ちうるものを適切に表現していく。

 

何事も全く違うことのように見えて案外似てることもあるんです。

 

 

しかしこの二つの例において、前提となっているが、実は一番気にするべきことがあります。それは団体内部の質の高さであり、受験生の知力の高さです。内部の成熟なくして、結果はついてきません。

 

 

勉強、頑張ろう。