数学を得意にするには


 

こんにちは、山内です。大学は農学部で研究室は化学なので、ここ最近はあまり数学に触れられていませんが、高校までは数学が得意だったので、今回は数学を得意にするためのポイントについて書こうと思います。

僕の考えではポイントは3つあります。

1つ目は、計算の素早さです。例えば、大げさな例ですが人より計算が2倍速いとすると、計算にかかる時間が半分で済むので、解法を思い付くのに時間をかけられますし、人より早く終われば見直しに時間をかけることも出来ます。

計算スピードを上げるには、計算にたくさん触れるのが大事なので学校などの計算テストや問題集の計算問題なども甘く見ずにスピードを意識して取り組みましょう。

2つ目は、計算の正確さです。いくら計算が速くても間違いだらけで間違いに気付かなければ結局大量に失点してしまい、とてももったいないです。1つ目の計算スピードには問題が無くても計算ミスが多い人はよく見るように思います。

計算の正確さを身に付けるのは難しいですが、例えば1の位だけ検算しておかしくないか確認したり少し違った方法でも計算してみて答えが合うか確認することで計算ミスに気付くことが出来ます。検算なんて面倒くさいとかそんなことしていたら時間が無くなると思うかもしれませんが、結局計算ミスで大量に点を落としては計算した意味が無くなってしまうので心配なら必ず検算しておくよう心がけましょう。

3つ目は、前の2つとは少し方向性が違いますが、解法を思い付く力が大事だと思います。入試レベルの難しい問題になると、そもそもどう手をつけたらいいのか分からないとか何の分野の問題かすら分からない、ということが多々あります(僕自身の大学入試の時も数学の1問目が何の分野の問題か分からず大問丸々1問落としてしまいました)。

これも極端な例ですが、もし計算スピードが遅くても、他の人が解法を思い付くのに20分かかる問題の解法を5分で思い付ければ、計算するのに人より15分も多くの時間をかけられます。解法を思い付くことの重要性が分かってきましたでしょうか…??

では、解法を思い付く力がどうしたら身に付くかと言うと、とにかく演習して解ける問題のレパートリーをたくさん持っておくことです。

数学は暗記科目では無いから覚えることは少ないだろうとか、逆に公式だけ丸暗記しておけば問題が解けるはずだ、などと思われがちですが、僕は、数学は解法を覚えるのがとても大事だと思っています。と言っても問題丸ごとや具体的な数字まで覚える必要は全く無く、ある単元を習ったら、ノートを写して満足するのでは無く、問題集でひたすら類題を解き、解法を手で覚えるのが大事、ということです。

板書を写したり問題集の答えを見て分かったつもりになっても、何もヒントが無い状態で自分の力だけで解けないと意味が無いし、公式もどんな時に使うのか理解していないと丸覚えでは結局使いこなせません。

演習したら解法を手が覚えるなんて本当かなぁと思うかもしれませんが、何度も類題を解いていると、次第に手がスラスラ動くようになってくるはずです!

こうして解ける問題のレパートリーを増やしておけば、難しそうな問題が出た時も、どこから手をつけたらいいか方針が浮かんでくるかと思います。

数学はセンスなんじゃないかと思っている方、全くそんなことは無く、以上の3つを意識して勉強すれば、必ず数学が伸びて得点源に出来るはずです!

また、計算のスピードや正確さは、複雑な計算を要求される化学の勉強にも役に立ちますし、公式を丸暗記するだけでなく使いどころを理解する力は物理の勉強の役にも立ちます。

皆さんが理系科目で高得点を取れるよう応援しています!分からないことがあったらいつでも質問してくださいね(^o^)