ゲーム進化を支えている半導体技術


みなさんwiiやプレイステーションなどのゲームは好きですか?

僕は先週Nintendo switchを買ったのですが、グラフィックやキャラクターの動き方の自由度などクオリティーが予想以上に高く、感動して見事にハマってしまいました。

ただもう一つ驚いたのがゲーム機本体やソフトが非常に小さいことです。

ソフトに関しては昔遊んでいたwiiはCDでしたし、1983年に発売されたファミコンなどは今よりもずっと簡単なゲームしかできませんでしたが、写真のように大きなカセットが必要でした。

なぜ年々ゲームのクオリティーが上がっているにもかかわらず、サイズは小さくできているのでしょうか?
そのカギは僕が現在大学で勉強している「半導体」と呼ばれる技術の発展が大きく関わっています。半導体技術は例えばパソコンの頭脳やUSBメモリ、ゲームのソフトなどあらゆるものに搭載されているICチップに使われている技術です。

この半導体の性能はなんと約1.5年で2倍という驚異的なスピードで進化してきました。この「約1.5年で2倍性能が上がる」という法則はムーアの法則と呼ばれています。このように半導体の進化のおかげでゲームやパソコンは年々性能を上げながら、大きさも小さくしていけている、という訳です。

現在半導体技術はかなり限界まで高められており、ムーアの法則が言うような驚異的な進化スピードはそろそろ失速してしまうだろうと考えられ始めています。しかし、研究者はまだまだあきらめていません。みんなあの手この手で工夫し、今でも半導体技術の性能を上げて、もっと便利で面白いモノを作ろうとしています。

これからはどんな面白いゲームができるのでしょうか?研究者としてもゲームをする側としても非常に楽しみです。