寄り道のすゝめ


こんにちは!学生講師の小嶋です。
東京大学医学部の5年生です。

最近は病院実習をしており、東大病院でお医者さんチームの一員として色々なことを勉強させてもらっています。つい先日は心臓の手術を見学させてもらうなど、刺激的な毎日を過ごしています。
近況については授業の時にでも聞いてもらうことにして、今日は「寄り道のすゝめ」ということで、主に受験生以外の皆さんに向けて書いていきます。
(受験生の皆さんに寄り道している暇はありません。さっさとやるべきことをやってください。)

僕は高校生までの勉強には「受験勉強」と「勉強」の2種類があると思っています。
「受験勉強」とは、受験のための勉強であり、「勉強」とは普段の勉強のことです。

「受験勉強」では効率を重視し、最短距離で目標に到達することを目指します。
一方の「勉強」では、必ずしも受験で必要となる科目のみ勉強するとは限りません。
例えば、「受験勉強」では受験に必要な科目しか勉強しませんが、「勉強」では理系の人が受験では使わない日本史や世界史を勉強したり、文系の人が物理や化学を勉強したりする、といった具合です。

僕が言う寄り道とは、後者の「勉強」のことです。

学校のカリキュラムには、受験では使わない科目が存在します。受験のことのみを考えている人には、一見これらの科目を勉強することに時間を費やすのはものすごく無駄なことのように思えてしまいます。
しかし、このいわば寄り道ともいえる科目もしっかりと勉強してもらいたい。

確かに、受験において志望校に合格することのみを考えるのであれば、