こんにちわ。いつの間にか月日は経ち、2月になっています。
受験生にとっては「山場の真っ只中」という感じでしょうか。
担当している受験生にはよく言うのですが、「最後は楽しんだもの勝ち」だと思っています。緊張を自分の力にするというとすごく難しく感じるものですが、ただ受験会場でドキドキしているよりも、「行きたい学校の目の前にいるんだ!」と状況をポジティブにとらえている方がずっとずっと素敵だと思います。
昔話を少々しましょう。僕は2度大学受験を経験しているのですが、2回目のお話です。
1年間かけて、数学を固めていました。それこそ、気が狂ったかのように数学をしていたのを覚えています。当時はそれがとても楽しい時間でしたし、勉強しているというよりもむしろ他の科目をしないといけないから時間をセーブするという考え方をしていたぐらい無心に取り組んでいました。結果は出るもので、模擬試験でも予備校のテストでも実力がついていたことを実感していました。
さて、いざ本番になるとそう思うようにはいかないのです。肝心な試験で文字どおり大コケしました。もう一年はない。という条件で両親に承諾をとった1年間だったので、自分の中では初日が終わった段階で最悪就職することも頭に浮かびました。
大切な友人が夜励ましてくれたり、両親も何も気にしないかのようなそぶりを見せながら普通に接してくれたりしたおかげで、多少は気持ちが紛れたものの、初日の失敗は、二日目の朝食が喉を通らなくなるには十分すぎるぐらい重たいものでした。
ただ、二日目に正門をくぐる前にハッとしました。「何ぐずぐずしてるんだ」と。せっかくのチャンスをみすみす手放すようなことはしたくありませんでした。
「チャレンジャー」そういう言葉が正しいと思います。すべてできることをやりきってから、泣くなら泣こう。笑えるなら笑おうと決心した僕は、ここで大きくポジティブになりました。自分に驕っていた昨日の自分を忘れて、ただ前だけを見ていたような気がします。
その精神状況で受けた入試は楽しかったです。誰が何と言おうと、1年間自分がしてきた努力を誰よりも楽しくぶつけていたのは僕だった。そう言い切れる1日でした。
最後に大事なことは、「笑顔で受験会場を去ること」です。
結果は自ずとついてくる、そんな気がします。
得意科目におごらず、苦手科目にびびらず。その一瞬、一瞬を楽しんできてください。笑顔で報告に来てくださるみなさんの姿をお待ちしております。
Kawa…